Sep. 2017

日本と中国を結ぶ仕事 日本と中国を結ぶ仕事 日本と中国を結ぶ仕事

鄧 宇/北京大思広告有限公司(NDCチャイナ) 副総経理/プロデューサー

似て非なる文化の違いを繋いでいます

鄧 宇

北京大思広告有限公司(NDCチャイナ) 副総経理/プロデューサー

1974年中国ハルピン市生まれ。1997年中国中央工藝美術学院(現 清華大学美術学院)グラフィックデザイン専攻卒業後、東京芸術大学に留学。2004年日本デザインセンターに入社。2012年北京大思広告有限公司設立に参加、現在副総経理。デザインを含み幅広く日中文化交流に携わっている。

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你好、北京大思広告有限公司(NDCチャイナ)の鄧宇(とう う)です。NDCチャイナは2012年に設立し、今年で5年目(2017年現在)を迎えます。最初は私を含めて2名でスタートしましたが、今では総勢8名のスタッフがここで働いています。私は副総経理を務めており、社内の様々な管理と、クリエイティブとクライアントを繋ぐプロデューサー的な仕事を担当しています。

日本デザインセンターには、最初はデザイナーとして入社しました。佐々木デザイン戦略研究所所属時は、CDの佐々木豊のもと、アサヒスーパードライのスリムボトルパッケージデザインプロジェクトにも参加しました。最初のラフから、最後の定着に辿り着くまで時間も労力もかかりましたが、デザインが商品となって店頭に並んだ時のあの感動は今も鮮明に覚えています。日本デザインセンターに入って、印象深く心のなかに残る仕事のひとつです。

日本と中国は距離も近いですから、文化も近いと思っています。デザインへの理解という点では、似ている部分が多くある一方で、似て非なるものもたくさんあると思っています。そこを上手くクライアントに説明、紹介することも、我々NDCチャイナの重要な役割だと認識しています。

中国の文化の一番の魅力を挙げるとするならば、包容力でしょうか。そんな中でも北京はひときわ包容力が豊かな街ですし、元気な街です。特に最近は、高層ビルの建築や交通機関の発展が進み、目まぐるしいほどに変貌を遂げています。北京にいると都市から毎日元気をもらっているような感覚になります。また北京という空間は、いい意味で昔と今が混在しています。北京に来れば昔を見ることができ、最新の中国を見ることもできます。そういったところを日本で仕事をしている皆さんにも、ぜひ北京に来て体験して頂きたいですね。

NDCチャイナにはデザイナーがいて、プロデューサーがいて仕事をしていますが、デザインは文化ですから、デザインを広義に捉えて日本と中国の文化交流をもっと深めていきたいと思っています。

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