Mar. 2018

デザインは無限に掘り下げられる デザインは無限に掘り下げられる デザインは無限に掘り下げられる

佐野真弓/第4制作室 デザイナー

国も違い、人も違えば、いくつもの方法論があります

佐野真弓

第4制作室 デザイナー

1984年生まれ。2007年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業後、日本デザインセンター入社。原デザイン研究所、大黒デザイン研究室で携わったブランディングのプロジェクトから、書体を軸としたアイデンティティの構築に惹かれデンマークKontrapunkut社との交換研修へ参加。国内外のブランディングプロジェクトに関心を寄せ続けている。趣味はなげいれ。蚤の市や骨董市で花器を探すのが好き。

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こんにちは、デザイナーの佐野真弓です。入社10年の節目に海外研修制度に応募し、デンマークのコントラプンクト社で半年間働いて、昨年末に帰国しました。

仕事で印象的だったのは、オリエンテーションの際に、クライアントから書体に関する要望などを具体的に提示されることです。家具や建築など日常的に美しいものに触れていることと関係があるのかもしれませんが、国としてのデザインリテラシーの高さを感じました。そのぶん、どんなに綺麗なデザインでもコンセプトやストーリーが明確でないと納得を得られません。アイデア、定着に加えて、説得力が求められることを感じる日々でした。

また、どんな仕事も一人で考えるのではなく、途中でアイデアを見せあい、「これはいいよね、これはダメだよね、もっとこうしたらいいよね」というふうに、話ながら制作していくことも面白い経験でした。雰囲気もフランクで、常にジョークや笑いが飛び交います。忙しいときでもユーモアを忘れない姿勢はぜひ見習いたいです。

担当した仕事では、凧揚げフェスティバルのポスター制作が心に残っています。どこかに日本人性のようなものが出せたらと思い、漢字を用いたり、日本らしいと言われたグラデーションを意識して使った作品です。これからも海外の案件には積極的に関わっていきたいです。

働き方に関しても、大きな刺激を受けました。基本的に全員17時に退社しますが、きちんと結果を出しています。わたしも短い時間でよりよい仕事ができるように、生産性を上げていきたいですね。仕事も大好きですが、自分の時間も同じくらい大切にしたいです。

海外研修をへて、自分に足りていない部分も痛感しましたし、デザイナーとして10年の実績ではまだまだだな、と思いました。国も違い、人も違えば、いくつもの方法論があるし、いくらでも掘り下げられる。デザインへの興味がより強くなったと思います。クライアントと課題を解決する方法を一緒に探しながら、デザインで応え、喜んでもらえることは何よりもうれしい。おばあちゃんになるまでデザインを続けていきたいです。

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