Mar. 2022

新しいことを追いかける 新しいことを追いかける 新しいことを追いかける

山﨑孝昇/画像制作本部/CGディレクター

遊ぶように、何でも自分で試してみることから

山﨑孝昇

画像制作本部/CGディレクター

1975年愛知県生まれ。3DCGによる静止画、動画案件を中心に手がける。「国立競技場」施設紹介動画、トヨタ「CAMRY Emotional Guidance」などでCGディレクターを務めたほか、近年ではUnreal Engineを用いたカーコンフィギュレーター「TICToyota Image Creator)」の開発、運用も行っている。

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こんにちは。CGディレクターの山﨑孝昇です。NDCにCG制作を行う部署がまだなかった頃に入社して、いろいろな部署を転々としてきましたが、一貫して3DCGの静止画・動画の制作に携わっています。

最近手がけた主な仕事は、「TIC」というアプリケーションの制作です。「TIC」は「Toyota Image Creator」の略称で、トヨタの販売店で、ディーラーの方がお客さまにクルマを説明するためのツールです。PCの画面上でクルマのグレード・色・オプション装備などを選択して、背景やアングルをさまざまに変えながら、クルマを自由に動かして見ることができます。例えば夜景のシーンでは、視点の移動に従って、ボディの表面に映り込む光も動くところがポイントです。お客さまに、よりリアルに、シズル感のある形でクルマを感じていただけるツールに仕上がっていると思います。

最近、仕事と趣味の境目があやふやになってしまっていて。仕事に関係しそうなことを調べているうちに興味が湧いてきて、3Dスキャナーや3Dプリンター、ARやVRなど、いろいろと試しています。3Dスキャナーで自分の顔をスキャンしてみたり、自宅の3Dプリンターでティーポットなどのデータを出力してみたり。技術的なことは、自分で試してみないとわからない部分も多くて。仕事につながることは、5つ試してもそのうち1つとか、あまり多くはないのですが、成功したときに「うまくいったな」という手応えがあるのが楽しいですね。

10年後は……何をしているんでしょうね。そろそろ引退したい(笑)。相変わらず、新しいことを追いかけているんじゃないかとは思います。10年後には、たぶんスマートフォンの時代は終わっていると思うので、何かそれに代わる新しいものを、またひいひい言いながら作っているのかなという気がします。

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