BOOKS
Vol.17
有馬 智之 ワークフローのヒントになる10冊
1960年の日本デザインセンター創業時から社員に親しまれ続けている資料室。
その約2万冊の収蔵本の中から選んだ10冊をお勧めする
「ライブラリーのおすすめ本をシェアするプロジェクト」
第17回目は、有馬 智之(オンスクリーン・デザイン研究所 デザイナー)が選んだ10冊です。
1
Moon Kyungwon, Jeon Joonho
“News From Nowhere – A Platform For the Future & Introspection of the Present”
2013年にドイツで行われた展覧会・ドクメンタの記録集。来るべき未来に備えての提案。日本からはtakram design engineeringが参加。
3
Todd McLellan
“Things Come Apart : A Teardown Manual for Modern Living”
著者は意図的に内部構造まで美しい題材を選んでいると思います。 かなり意図的なライティングにも注目です。
4
Deyan Sudjic他
“Sony Design : Making Modern”
メイド・イン・ジャパンの信頼を担保する一翼はSONYのIDだったのではと思います。 全て新規撮影とのことです。
7
Aapo Bovellan
“Twenty-Six Characters : An Alphabetical Book About Nokia Pure”
デジタル以降の書体設計をコンシューマーエレクトロニクスの業界が自身で行った貴重な例です。
8
Dieter Rams
“Less and More : The Design Ethos of Dieter Rams”
ジョニー・アイブよりもディーター・ラムスのほうが、実は生産効率という意味では現在も先端のようです。
9
アンドレアス・グルスキー
『アンドレアス・グルスキー展 公式図録』
グルスキーはPhotoshopが登場するよりもはるか以前からPaint Boxというワークステーションでデジタル写真を創出してきました。他人よりも早く道具を手にした好例の一つです。
10
Magazine B Issue no.28
“Google”
いわゆる「勢い」で決められたルールが世界を席巻したとき、どうグローバリゼーションと折り合いをつけて行ったかはGoogleなどシリコンバレーの企業が教えてくれます。