お知らせ
2021.03.22
折りたたんで捨てられる
「捨て心地のよいお弁当容器」を開発
日本デザインセンター「CYQL PROJECT(サイクル プロジェクト)」は、プロジェクトの第一弾として、たたんでコンパクトに捨てられる「捨て心地のよいお弁当容器 FOLDING」(特許出願中 出願番号:特願2021-030641)を企画。株式会社竹尾、株式会社協進印刷の千田建一氏と共同で開発しました。
「捨て心地のよいお弁当容器 FOLDING」 は、折り紙のように折りたたんでコンパクトに捨てられる、紙製の使い捨て容器です。食事が終わったら身箱をたたみ、ケースのようになっているフタに収めることで、小さくまとめて捨てられるのが特徴です。
従来の弁当容器にあった、ゴミ箱の中でかさばってしまうというストレスや分別の複雑さを軽減。フタを開けてから捨てるまで、音もなくスムーズな所作を引き出し、心地よい静けさに包まれる食事が生まれることを目指しました。飲食店のテイクアウトなどが増え、使い捨て容器の廃棄量も肥大化するなか、ゴミをなるべく減容し、穏やかな廃棄を生み出すことで、新しい生活になじみながらもスタンダードとなる食事体験をつくります。
CYQL PROJECTは、「VISUALIZE 60」から生まれた構想系プロジェクトです。これまで容器包装のデザインに携わってきた会社として、人とものと廃棄の関係性を見つめ直し、新しい製品の開発とその過程でリサーチした情報を発信します。CYQL PROJECT Webサイト内にて、お弁当容器に関するリサーチ内容を公開しているので、ぜひあわせてご覧ください。
CYQL PROJECT
企画:深澤冠、梶原恵、横田泰斗、松永遥
アートディレクター:梶原恵
デザイナー:梶原恵、陳暁洋*
ウェブデザイン:横田泰斗、伊藤涼
コピーライター:深澤冠
映像ディレクター:深尾大樹
フォトグラファー:岡庭璃子
CG制作:橋本健一*
プロデューサー:松永遥
特別協力:株式会社竹尾*、株式会社協進印刷*、大日本印刷株式会社*
*社外