HARA DESIGN INSTITUTE

知美術館の開館にあわせて、急須と湯呑みをデザインした。日本ではお茶の葉を用いない、ただ沸かせただけのお湯を飲むことがある。これを「白さ 湯ゆ」という。会席料理のような、あらたまった料理のはじまりに、白湯を飲んだりするが、これによって心や身体を清められ再生されるような気分になる。ここでは美術館のはじまりを祝して、この「白湯」をいれる道具一式をつくってみた。勿論、茶葉を利用していただいてもよい。布にくるんで持つため、把手はない。

2014年の「銀座目利き百貨街3」に出品された。