古川製作所
システムが、個性を生む。

多様な業界のものづくりをサポートする「つくるをつくる」企業、古川製作所の本社ビル。スキーマ建築計画による新社屋・新工場の建設に合わせ、サインからVI、ウェブデザインまでを一新しました。
「緻密さ」と「柔軟さ」という相反する特性を持つ同社において、建築からデジタルまで一貫したデザインシステムの確立が求められました。また、そのシステム自体が企業のアイデンティティとなることも期待されました。
建築のグリッドシステムを起点に、路面から屋内へと連続するドットのサイン計画を展開。VIやインタラクティブなウェブデザインにも同じ考えを採用し、統合された体験を実現。第58回日本サインデザイン賞 大賞・経済産業大臣賞を受賞しました。
Signage
建築の構造となるグリッド上に屋外から屋内までドットを配置することで、路面が屋外から屋内までシームレスに連続するサインを計画しました。路面に使用される書体は、普段見慣れた路面標示をベースにオリジナルで制作。また、公道にある標識をモチーフにした看板を敷地内に設置し、開かれた空間の印象を訴求するよう意図しました。

















Visual Identity
あらゆる企業と共に価値を生み出していく古川製作所の柔軟性、適応力の高さを「どんな形にもなれるパーツ」の集合で表現したVIです。建築のグリッドシステムを採用した構成により、ロボティクス分野ならではの精緻さを感じさせます。


Web / App
アイソメトリックの3Dアニメーションやインタラクティブで編集可能なWebサイトを制作し、古川製作所の提供する生産システムの「緻密さ」とクライアントごとにカスタマイズする「柔軟さ」という企業の特性をビジュアライズすることができたと考えます。