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みんなの森　ぎふメディアコスモス Minna no Mori-Gifu Media Cosmos

「みんなの森 ぎふメディアコスモス」は伊東豊雄氏の設計による岐阜市の複合施設である。1Fは会議室やスタジオ、展示スペースが設けられ、2Fが図書館となっている。2F図書館は天井から11個のグローブとよばれる三軸織物でできた巨大な傘がぶらさがり、それを中心に本棚が放射状に配列されている。壁がない広大なスペースの中で、来場者をどのように本棚へ誘導できるかが大きな課題であった。1Fも2F同様に開放的なスペースで、東西南北のエントランスから人がはいってくるため、来場者の動線が予測ができず、全方位から認知できるサインをつくる必要があった。

1. 傘の森 Sign System 1

グローブに不織布で貼ったグラフィックパターンを張り込み、空間認知の起点とした。巨大傘にそれぞれ異なるグラフィックパターンを配せば、傘の森はわかりやすい「読み物」に変容する。
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2. どこから見ても高い視認性 Sign System 2

空間全体を一度に俯瞰できる立体マップ、床にはリノリウムに象嵌加工を施した放射型の方向指示サイン、どの方向からも見える円形のサインなど空間全体と一体化した多種多様なサインが来場者を迎える。
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3. みんなの森書体 Sign System 3

書架に付くサインは、この施設のために独自に開発した読みやすく親しみやすいデザインのフォント「みんなの森書体」で構成されている。
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Sign System
2015
AD:Kenya Hara
D:Kenya Hara, Hiroaki Kawanami, Yuka Okazaki, Cheng Li, Natsumi Mano
CL:Toyo Ito & Associates, Architects