紙が動くと
潜んでいる未知に気づく。

「紙が動くと」は、「富山県美術館開館5周年記念 デザインスコープ―のぞく ふしぎ きづく ふしぎ」への出品作品です。
砂の粒々。ビー玉の丸み。アクリルの透き通り。釘の佇まい。紙束の隙間の細さ。素材のまわりを小さな紙が動いていると、なんてことないもの、ささいなものに潜んでいる「らしさ」が浮かび上がってきます。知っていると思い込んでいたものの、知らなかった愛らしさに気づきます。
紙らしからぬ能動性と、紙ならではの微細なふるまい。それらが素材と出会うとき、当たり前の風景が、ちっとも当たり前ではない無数の断片から構成されていることがわかってきます。
Exhibition / Space







