トヨタ自動車 トヨタマーク
世界のトヨタにふさわしい顔をつくる。

トヨタ自動車の顔として広く知られる「トヨタマーク」は、1989年に制定され、トヨタのグローバルブランド戦略において重要な役割を果たしました。
それ以前、トヨタ車は車種ごとに異なるエンブレムを使用していましたが、輸出が進む中で、統一されたブランドイメージを世界中に浸透させることが求められるようになりました。
その使命を背負い導入された「トヨタマーク」は、10社が参加した国際競合を経て、合計240案の中から選ばれたものです。デザインの独自性だけでなく、機能性やコスト面に至るまで、多方面にわたる綿密かつ戦略的な検討が施されています。このマークは、海外市場での認知度向上とブランド価値の強化に寄与し、トヨタ車の信頼性と品質を一目で認識させるシンボルとなりました。
Visual Identity
グローバルなブランド戦略が重視された時代に、車種ごとに異なっていたエンブレムを統一しました。Tの文字をベースにして、クルマの躍動感、成長を予感させる未来性、グレード、洗練性、展開性を吟味。1989年、トヨタ最高級車セルシオの発売予告広告で初めて披露され、話題を呼びました。





