Nippon Design Center

東京都庭園美術館「旧朝香宮邸を読み解く A to Z」

「知りたくなる」をデザインする。

東京都庭園美術館の開館40周年記念展「旧朝香宮邸を読み解く A to Z」の展示計画とアートディレクション。アール・デコ様式の建築をA-Zのキーワードで紹介する展覧会の展示構成とコンセプトワーク、デザイン、什器のライティングを担当しました。

若年層やインテリアやデザインに関心がある人など、庭園美術館にこれまで来館する機会が少なかった人にも関心を寄せてもらうことを目指しました。そこで「朝香宮家の家づくり」という視点で、現代の私たちの生活にも通じる身近な切り口から館を紹介することを試みました。

建物の意匠や、家づくりのインスピレーション、ご家族の暮らしのエピソードなど、各部屋の見どころを26個のユニークなA-Zキーワードで表現し、それに合わせた展示を展開。道標となる什器や持ち帰れるカードによって、来場者が自分のペースで空間を探索しながら館の魅力を発見できる仕組みをつくりました。

Client :
  • HIGURE 17-15 cas / 東京都庭園美術館
Year :
  • 2024
Industry :

Exhibition / Space

普段は美術館として使用されている旧朝香宮邸の、住まいとしての魅力を紐解くために「家づくり」というコンセプトを設定。展覧会の案内役としてAからZのキーワードと什器を企画・制作しました。木製の什器はベンチとして腰掛けることもできる大、家づくりに関する展示物を載せることができる中、カードが置ける小の3種類。それぞれの色は各部屋のインテリアに合わせて設定しています。また、什器のアーチをはじめ、本展示のグラフィックには朝香宮家が家づくりのインスピレーションを受けたアール・デコのデザインを取り入れています。

Editing

来館者は、AからZの什器を通して、館についてより深く学ぶことができます。これらの什器では、朝香宮家の人々の暮らしぶりを伝えるエピソードのほか、照明やマントルピースといった美しい調度品の数々、各部屋を手がけた作家・職人たちの紹介など、「家づくり」の視点から旧朝香宮邸を読み解くことができます。

Credit

Art Direction
Copywriting
Project Management
Planning
Translation
Exhibition Collaborator
  • HIGURE 17-15 cas *
Illustration
  • 山口 苑子 *
Photography
  • 長谷川 健太 *

* 社外

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