’64 東京オリンピック 第1号ポスター・ロゴマーク
大きな器としてのデザイン。

1964年、アジア地域初として開催された東京オリンピックの第1号ポスターとロゴマークを制作しました。
当時、オリンピックは日本の復興を国際社会に示す絶好のチャンスであり、戦後日本のデザイナーが総力を挙げて取り組んだ一大デザインプロジェクトでもありました。そこで必要とされたのは、たくさんの国が参加する大規模な祭典をひとつにまとめ上げる「大きな器」としてのデザイン。
赤色の丸に金色の五輪マーク、「TOKYO 1964」の文字。強い造形と鮮明な色彩で強烈にシンボライズされたロゴマークは、世界の視線を一気に東京オリンピックへ、そして日本へと向けさせました。
Visual Identity
アジア地域で初めて開催された東京オリンピック。そのマーク、ポスター、入場券、競技を表すピクトグラムなどの 制作に携わり、オリンピックという国際的な場でトータルなビジュアルアイデンティティを確立しました。 開催国の誇り、アスリートが競う緊迫感、祭典の大らかさを極めてシンプルな要素で表現しています。 *写真提供:亀倉雄策資料室

Credit
- Art Direction
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- 亀倉 雄策
- Design
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- 亀倉 雄策