Nippon Design Center

白金

SAKEの価値を磨き抜く。

長野県の小布施町にある造り酒屋「桝一市村酒造場」から依頼を受け、蔵を代表する純米酒「白金」のボトルをデザインしました。

日本酒はこれまで、多くの人々が気軽に飲める酒として市井の暮らしに浸透してきました。別の見方をすれば、品質に対して価格が安い傾向があったといえます。しかし、世界を市場と捉え、本来の価値に見合う対価を考えるとしたら、どうなるか。「白金」は、昔ながらの木桶を使い、手間と時間をじっくりかけた山廃仕込みの酒です。生産量こそ少ないものの、それを希少価値として高めるために品質を磨き続ける酒蔵の意欲に、デザインで応えたいと考えました。

ステンレススチールを用いた容器は、「白金」という名称にちなんだものです。徳島の和紙を用いた手ちぎりのネックラベルに、清酒のアイデンティティを集約。鏡面性を極限まで磨き上げることで、周囲の環境を映しながら、強靭な個性を放つボトルに仕上がりました。

Client :
  • 桝一市村酒造場
Year :
  • 2000
Industry :

Package

Credit

Art Direction
Design

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