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大丸松坂屋リブランディングプロジェクト

One, Two, Three, Four, Hundred.

株式会社大丸松坂屋百貨店のあらたなビジュアルアイデンティティ「百様図(ひゃくようず)」を制作しました。大丸と松坂屋は、創業から三百年以上を経てなお哲学を共有する百貨店。全国15 店舗が「本店のない百貨店」として地域性を育んでいます。その"それぞれさ”をブランドの核と捉え、一人ひとりのお客さまの価値観と重ね合わせた豊かな調和を「百様図」として形にしました。

百様図は、丸と四角に切り抜かれた色紙を、数枚重ねただけのビジュアルアイデンティティです。どこにでもあるものの重なりの中に、果てしない模様を見出すことができ、色紙を一枚動かすだけでつぎつぎと姿が変容します。

人の手で一枚ずつ重ねた紙を写真に収め、その模様をショッピングバッグに仕立てました。実際の紙だからこそ見える質感やわずかな影までも、図柄の一部として生かされています。

Client :
  • 株式会社 大丸松坂屋百貨店
Year :
  • 2025
Industry :

Visual Identity

「百様図(ひゃくようず)」は、どこにでもある紙という素材、どこにでもある丸と四角という形を、人間の手で重ねることで生まれたビジュアルアイデンティティです。図の左側は大丸、右側は松坂屋、図の中心には2社の融合を示す模様があり、それぞれの役割に合わせて切り取って使用することができます。mount Inc.と制作した百様図の成り立ちを伝えるWebサイトでは、どこにでもあるものから果てしなく模様が生まれるさま、万華鏡のように紙を一枚動かすだけで表情を変えるさまを、紙ならではの質感を生かしたインタラクションとともにお楽しみいただけます。

Package

大丸と松坂屋、それぞれのショッピングバッグの模様は「百様図」から切り出されています。兄弟姉妹のような二色の包みは、似ているようで違い、違うようでどこか通じ合う、大丸と松坂屋の関係を表したものです。小・中・大それぞれで「百様図」の異なる部分を切り出して使用しているため、少しずつ模様が異なります。3つのショッピングバッグを横に並べると下の辺が地平線のようなつながりを見ることができます。

Graphics

百様図のお披露目プロモーションは、全国の15店舗やその周辺の駅、地域の新聞など、地元のお客さまの目に触れる場所を使って行われました。「じゃじゃん」「One, Two, Three, Four, Hundred.」のコピーと共に、たった一枚のビジュアルや、短い映像で百様図の成り立ちが伝わる広告を展開しました。
(*駅及び駅係員への問い合わせはお控えください)

Credit

Art Direction
Design
Copywriting
Photography
  • 北村 圭介 *
  • 小川 真輝 *
Retouching
  • 釼持 孔明 *
Web Design
  • mount inc. *
Movie
  • mount inc. *
Music (Movie)
  • Heima(佐藤 教之+佐藤 牧子) *
Music (Web)
  • 林 英和 (mount inc.) *
Supervision
  • 川島 蓉子 *
  • 砂原 朝美 *
Organize
  • 寺井 孝夫 *
  • 久保田 達也 *
  • 百田 光里 *
Creative Direction
  • 吉泉 聡 (TAKT PROJECT) *
Produce

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