21世紀琳派ポスターズ「海月図」
21世紀に浮かび上がる琳派。

ギンザ・グラフィック・ギャラリーの第350回企画展「21世紀琳派ポスターズ」に出品したポスターです。
江戸時代初期の京都に登場し、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一と継承されてきた琳派。屏風などの背景に金地や銀地のみを用いて、それまでの絵画の常識にとらわれない主題を、独自の図案化やデフォルメを施しながら表現してきました。では、そのエッセンスは21世紀にどのように受け継がれるのでしょうか。
本作は、金箔を実際に貼って撮影した背景に、海に映る楕円形の月と有機的なかたちのクラゲ(海月)を重ねたものです。自然の形象を大胆な構図でとらえ、様式性を浮かび上がらせる手法として琳派を表現しました。
- Year :
-
- 2015
- Industry :
Graphics




