Jul. 2018

感覚を活かした画作り 感覚を活かした画作り 感覚を活かした画作り

深谷征生/画像制作本部 第3画像制作室 室長/イメージエディター

こうしたら、もっと良くなる。その感覚が大切です

深谷征生

画像制作本部 第3画像制作室 室長/イメージエディター

1976年生まれ。sutdioVIGを経て2011年日本デザインセンター入社。主にTOYOTA、LEXUSのカタログの画像制作に携わる。素材の良さを活かした自然な表現を好む一方、データを消去破壊し、再度復元することでエフェクト化したり、音を映像として可視化したり、実験的な手法も好き。趣味は旅行とバイク。一人でフラッと出かける。キャンプというより、野宿派。

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こんにちは。イメージエディターの深谷征生です。フォトレタッチャーというと、写真をベースに画像処理をする印象があると思います。NDCの場合は、写真だけがベースではなくて、3DCGや動画の切り出しが素材になることも。そういう意味でも、イメージエディターという名前に変えて呼んでいます。

クルマのビジュアルを作り込んでいく仕事が多いのですが、あまり作り込み過ぎないように気をつけています。クルマの案件は、表現が過剰になりがちなんですよね。作り込めば、もちろんキレイに仕上がります。でも、やり過ぎてしまうとパッと見の良さがぎこちなくなってしまうんです。例えば、自分で「この写真はここが一番いいところだな」というところを見つけたら、最後までそこはキープする。そういった目印を作るなど、工夫をしてます。

休日は、天気が良ければ、バイクに乗るのが趣味なので、バイクに乗って。1人が好きですね。多人数で行く楽しさもあるんですけど、1人で考え事をしながら好き勝手に走っています。僕、振動が好きなんです。この揺れ方がいい!というのがあって。仕事でも自分の好きな部分は大事にしています。この色が好きとか、こういうコントラストがいいとか。自分なりの主張として、しっかりと出していくようにしてますね。

最近はCGチームと仕事をすることが多く、今まですごく苦労して作っていたものが簡単にできるようになるなど、技術的な進化を実感しています。ただ、使用する道具は次々と変わっていくんですけど、イメージエディターとして大事なことは、感覚的に「ここをこうしたら良くなる」という部分で。それは最後まで変わらないんじゃないかなと。そういった感覚を一番大事にしたいなと思っています。

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