Apr. 2015

仕事と生活を充実させる働き方

吉岡 奈穂/MAMA PROリーダー/ コピーライター

私生活を充実させることで、自由な発想も広がります。

吉岡 奈穂

MAMA PROリーダー/
コピーライター

1976年生まれ。東京都出身。学習院大学文学部心理学科卒業。旅行会社、広告代理店等を経て、2003年日本デザインセンター入社。2013年よりMAMA PROリーダー。通常のコピーライティングのほか、コーディネーター、ファシリテーター、プランナーなど仕事の幅を拡大中。2人の娘の母。

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こんにちは、吉岡 奈穂です。幼い頃からの本好きが高じてコピーライターになりました。1年に読む本は約500冊。小説からビジネス書までジャンルは問いません。電車の中、エレベーターの中、ランチをしながら、お風呂の中。とにかく時間を見つけてはページをめくる毎日です。純粋に好きだから読みたいという気持ち。また、読書は自分のペースで知識や感性が磨けるという点も、自分に合っています。実は自宅には、新聞もラジオもテレビもありません。2人の娘がいるのですが、彼女たちも本を読んだり、絵を描いたりするのが好きです。

2013年に、育児中の同僚2人と「MAMA PRO」を立ち上げました。子どもを持つと、働く時間が物理的に限られるのは事実ですが、突然スキルダウンするわけではない。むしろ子どもが産まれたことにより見開かれた視点や発想、また地域や学校の繋がりから生まれた交友関係から、新しい仕事が広がっていく可能性を感じていました。無駄な残業をしない替わりに、ハイスピードで駆け抜けるように濃密に仕事を行い、自分たちにしかできないクリエイティブを残したい。そんな思いを共有する仲間がMAMA PROに集いました。時間をかけないと質の高い表現に辿り着けないのでは?そう思われる方もいるかもしれません。しかし私生活を充実させることで、自由な発想も広がり、コンペの勝率も上がりました。心身も健康でいられるし、持続可能な働き方もできます。仕事は時間内に集中し、家事も育児も英会話もフラダンスも旅行もホストファミリーも楽しむ。そうすることで生まれる好循環を日々の中で実感しています。育児に携わっている方に限らず、すべての方にぜひ実践してみていただきたいと思うことです。

これまではコツコツとコピーを書いていく毎日でしたが、MAMA PROがスタートしてからは仕事の幅がぐっと広がりました。例えばその時々の課題をもとに、会社の枠を超えてママたちが集い、意見を交換し、企画を立てる場、MAMA PRO MEETINGの主催。さらにここで話し合ったことをまとめて企業にプレゼンを行ったり、新しいプロジェクトを発足させたり、そういったことも仕事になりました。文章を書くのは大好きですが、人をコーディネートする、場をファシリテートする、企画やプランニングをするといったことが自分には向いている、という手応えも得ました。さらに、一人で完結するよりも、さまざまな人のスキルを借りたほうが良いものができる、ということも実感しました。Co-creative、Co-workingの時代と言われますが、半径50mのリソースに留まらず、異業種の視点、異なる文化圏の発想を取り入れることで、クリエイティブを膨らませることができます。モルトベーネとの商品開発、東京建物との女性視点を活かした住まいツールの制作、ネクステージホームステイインジャパンとのKIDS GLOBAL VISIONなど、外部のブレーンたちと共に考え、共感し、実際に仕事を離陸させたことは、大きな自信になりました。

私が本からたくさんのことを教えてもらったように、誰かに何かを伝えられたら——と、いつか世に出したいと思いながら本の執筆をしています。内容はいずれ発表させていただければと思いますが、仕事やプライベートで得たさまざまな気付きをもとに書いています。以前勤めていた広告代理店でコピーを書くことを教えてくれた先輩は、現在は小説家として活躍をされており、いまでも憧れの人です。その方が当時丁寧に添削してくれた赤字の原稿は宝物。長くお会いしていませんが、いつかお会いできる日があればと思っています。文章を書くことをひとつの軸としながらも、コピーライターという職種に執着せず、軽やかにダイナミックに仕事を展開していきたい。自分自身を肩書きにしていくことが、これからの目標です。

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