長崎県美術館[VI]
長崎県美術館のシンボルマークは、石のルーバーのリズミカルなパターンが特徴的な建築のデザインから生まれました。シンプルな線の構図により現代的で開放感のあるマークになりました。静止したシンボルマークのみならずモーション・グラフィックとして動きを与えられることも前提につくられており、それは目の前に広がる長崎港のように、あるいは海風にそよぐ木々のようにリズミカルな運動を繰り返します。長崎県美術館は情報や刺激を吸い込み新しい形に変え再び発信していく「呼吸をする美術館」です。「呼吸をする美術館」を「運動するシンボルマーク」が表し、動きのある美術館の象徴として機能しています。
シンボルマークとそのモーショングラフィック
長崎県美術館[サイン]
長崎県美術館のエントランスサインは串状の金属の列柱で構成されたもので、間隔をあけて2列に配置され、それぞれが透けて見えるような効果があります。極めて軽い存在感ながら、エネルギーを用いないで、美術館の魅力を発信し続けます。このサインの構造は、石のルーバーを用いた美術館の建築に連動し、マークを基本としたパターンもまた建築のイメージに繋がっていきます。三次元に方向を示す誘導サインは立体的な矢印が、各部屋の名前やピクトグラムと一体になり、部屋の入口や行き先への経路を的確に指し示します。平面の基板や壁に情報を印字するような従来のサインシステムとは異なり、空間に対して立体的に突出して存在しているので、遠い位置からでも注意を惹き付けることができ、より直接的でわかりやすい誘導を実現します。


