HARA DESIGN INSTITUTE

中国の成都にある知美術館。隈研吾によるこの建築物を決定付けている「瓦のエレメント」を用いて、中核となるイメージを制作した。建築要素に呼応し、ダイナミックに変化するヴィジュアル・シンボルである。「知」は常に流動的なものだ。変化を感じさせ、そして実際に変化するエレメントの集合体を介して、強くこの施設の思想を印象付けた。静止した状態は、斜めのムーブメントによりZHI ART MUSEUMの頭文字「Z」を連想させる形とした。揺らぎつつ、変化を内包しつつ、強いアイデンティティを生み出すシンボルである。