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EXPO 2005 AICHI ポスター／パンフレット Pamphlet & Posters

EXPO 2005のポスターには、愛知県に所蔵されていた江戸時代の博物図絵、高木春山筆『本草圖説』をモチーフとして使用した。『本草圖説』の目は科学的・分析的であるというよりも、自然に対する素直な畏敬の念を感じさせる。その視点がEXPO 2005のコンセプトに合致すると考えた。ポスターやパンフレットでは『本草圖説』の図像に独自の造形を加えて現代性を加味している。

コミュニケーションデザイン Communication Design

EXPO 2005では、ノベルティ・グッズのディレクションも担当した。「ガムテープ」はそのうちのひとつ。万博のコンセプトからすると、無駄なグッズはつくらない方がいい。しかしコミュニケーション上必要である超実用的でよく働くものを、という考えから、ガムテープをメディアとして活用する発想が生まれた。郵送物にこのガムテープが用いられることにより、あらゆる荷物が万博のメッセージとなり、コミュニケーションの輪を小さなところから無数に拡げていく。
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カレンダー Calendar

EXPO 2005のカレンダーでは、ポスター同様、高木春山『本草圖説』を使用。こちらでは、和綴の造本そのままを撮影して展開している。カレンダーの数字は、漢数字とアラビア数字を併記した。アジア的であること、そしてきらきらしたステレオタイプの未来観ではなく、過去と未来、人為と自然がゆっくりと交差してゆくイメージを重視している。
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コンセプトバインダー Presentation Kits Summarizing Japan's Proposal

EXPO 2005が日本の愛知で開催されることが決まったのは、1997年のことだ。日本案を BIE （国際博覧会協会）に提案するプレゼンテーションツールのデザインを行うとともに、万博開催決定後の初期プロモーションを担当した。開催テーマは「自然の叡智」。人為を自然と対立するものとみなさず、テクノロジーが進化するほどに自然と融合するイメージを基本に、各ツールをデザインしている。
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Pamphlet
2000
AD: Kenya Hara
D: Kenya Hara, Yukie Inoue
C: Tetuya Ozaki
Souce of drawing: Honzo-zusetsu by Shunzan Takagi
I: (forest)Takashi Ohno, (diagram)Yoshitaka Mizutani, (total recycling in the Edo Period)Yoshihiro Suda
CL:Japan Association for the 2005 World Exposition

Posters
2000
AD: Kenya Hara
D: Kenya Hara
Souce of drawing: Honzo-zusetsu by Shunzan Takagi
I: Takashi Ohno
CL: Japan Association for the 2005 World Exposition

Communication Design
2000
AD: Kenya Hara
D: Kenya Hara, Yukie Inoue
Souce of drawing:Honzo-zusetsu by Shunzan Takagi
I: Takashi Ohno
CL: Japan Association for the 2005 World Exposition
Calendar
1999
AD: Kenya Hara
Photografic subject: Honzo-zusetsu by Shunzan Takagi
P: Tamotsu Fujii
D: Kenya Hara, Yukie Inoue
CL: Japan Association for the 2005 World Exposition

Presentation Kits Summarizing Japan's Proposal
1997
AD: Kenya Hara
D: Kenya Hara, Yukie Inoue
I: Ikuo Takeda
Team Conceotion Committee: Shinichi Nakazawa, Norihiko Dan, Kengo Kuma, Sey Takeyama
Producer: Rieko Zanma
CL: the Ministry of International Trade and Industry