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加賀にある「べにや無何有(むかゆう)」という旅館の仕事です。「無何有」とは荘子の言葉で、何もないこと、無為であることをいいます。しかしそこには価値観の転倒があり、一見無駄で役に立たないようなものほど実は豊かであるというものの見方を含んでいます。僕はデザイナーとして、無何有については、少しだけお手伝いをしました。ロゴタイプを設計し、写真家の藤井保にこの宿の風情を撮影してもらいました。いわゆる説明的な写真ではなく、ここで時間を過ごした人たちがその余韻を反芻できるような写真の数々です。それを用いて冊子やポストカード、コーヒーのパッケージなど制作しています。
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